2020年12月29日 伊吹山 雪上訓練
「伊吹山がトレーニングに最適な感じになっている。行き先変更しませんか?」
伯耆大山の出発2日前、リーダーからのメッセージにテンションが上がった。
登山口からの樹林帯を抜け、1合目に到着。アイゼンを装着する人が多かったが、私達はツボ足で進んだ。
3合目。真っ白な山肌に、直登している人々がまるでゴマの様に点々と続いているのが見えてきた。
「あそこを登るのかぁ」
6合目。避難小屋辺りでピッケルを出し、アイゼンを装着。思ったより斜度がある。
「滑ったり、転びそうになったらとにかくピッケルを刺す癖を付けて」というリーダーの言葉に気が引き締まる。
既に大勢の人が通り、ステップは出来上がっていたが時々横に逸れてキックステップの練習をする。
最初の数段でふくらはぎが攣りそうになったが、休みながら何度も蹴り込むうちに力の入れ具合なのか、筋肉が起きてきて楽しさの方が勝っていった。
そしてようやくというか、あっという間というか。
どちらも入り混じった気持ちで登り切った。
山頂は琵琶湖、比良、白山や御嶽山などの山々がハッキリと見える大展望で、一瞬で疲れが吹っ飛んだ。
お昼を食べ終え、今度はあの斜面を降りるのかと、一瞬不安がよぎったが、
いざ降りると高度感もなく、何よりピッケルが安定して刺さり、安全に下山する事ができた。
とにかく充実した歩行トレーニングでした。
上野登山口8:20=12:10山頂ー15:15上野登山口