2016年10月21〜23日 南ア深南部 矢筈尾根〜池口岳縦走

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    念願の南ア深南部山

    南ア100名山の南端”光岳”のさらに南.踏み跡微かな標高2000mの稜線を歩く.

    会のベテランT氏が毎年秋に数回に分けて歩いている南ア深南部.

    今回はその計画に便乗し,戸中川林道から池口岳まで2泊3日の静かな山旅.

    朝6時,水窪ダム上流の戸中川(とちゅうがわ)林道ゲートへ車を停めて出発.

    林道はよく整備されていて普通の車高ならば底を擦る心配は無い.

    1時間程林道を歩き1155ピークのある尾根の取り付きに到着.

    ピンクリボンの目印地点から入山.踏み跡は比較的明瞭.

    植林地を越えると少し薄くなるが赤布とピンクリボンを追えばOK.

    2時間弱で矢筈尾根に乗り上げる.

    矢筈尾根に藪は無く非常に歩きやすい快適な尾根.

    矢筈岳北峰に寄り道.三角点と古い看板以外な〜んにも無い.

    なだらかな尾根を1時間程歩くと徐々に笹が現れ六呂場山〜黒沢山の縦走路に合流.

    六呂場山方面の踏み跡は明瞭だが,黒沢山方面の踏み跡は非常に薄い…ワクワク(笑

    笹原と紅葉のコントラストが美しい紅葉

    稜線が狭い場所では笹の下に踏み跡が見えるが,広くなると深い笹薮に消えてしまう.

    獣道と人の踏み跡の区別は付かず.

    これがしたかった!!笹薮漕ぎ=笹の海を泳ぐ!!

    笹の海が深くなったり,浅くなったりを繰り返し,稜線を泳ぐこと3時間で

    黒沢山手前1900mの鞍部に到着.ここから北東にある沢へ水汲みに.

    事前情報では往復1時間とあり,かなり気合を入れて笹薮+倒木の涸沢を下る.

    と,15分程で運良く水の流れを発見!!

    20秒で500mlのペットボトルが一杯になるくらいの流量があり一安心.

    鞍部から黒沢山までは「全く」道は無い.

    幅のある稜線や尾根になると途端に道が無くなる.

    コンパスの指す方向に真っ直ぐ泳ぐ.水を担いだ分の重量増がキツイ.

    15:40 ヘロヘロになるも黒沢山到着!!

    ここも古い看板と三角点だけの樹林の山頂.

    1日目の行程はここまで.適当な平場を探し,適当に幕営リラックマVer.2

    おそらく半径数キロは自分達以外に誰もいないんだろうなぁ…などと思いながら寝袋に入る.

    2日目は6時過ぎに黒沢山を出発.そしていきなりコメツガの藪.

    細かい針葉がパラパラと落ちてきて首筋に入るのが不快.

    そして,今回のルートで一番の山場!!

    背丈程の笹の海が待つ「黒山(2096ピーク)」へ矢印上

    一応ここが道っぽい.猪の道だけど…

    でも,すぐにそんな道はどーでもよくなるくらいの笹の海ゆう★

     いや〜 深南部を満喫してるな〜

    黒山を越えると”本来の”深南部らしい景色が広がるペコちゃん

    今日は朝から気持ちの良い天気晴れ 富士山も一日中見えていたにじ

    2164の少し先,ヒコウキ平に到着.古〜い看板が立っている.

    赤布やピンクリボンを除けば黒沢山の看板以来の人工物.

    ここから中ノ尾根山へは膝から胸程度の笹原を行く.

    勿論,獣道以外踏み跡は無い.

    獣道を追いかけると,たどり着くのは鹿の寝床か猪のヌタ場で行き止まり.

    忠実に尾根をたどるのが最良の選択.

    お手本のような”南アルプス深南部”の風景

    笹の海は足元が見えないのが難点.倒木トラップも多くスネはあざだらけに…

    F姉さんは勢い良く倒木を脛で蹴り上げ前方へダイブ!!痣&切り傷で大変.

    11時過ぎに中ノ尾根山に到着.低い笹に覆われた平らな山頂.

    白倉林道から来る人や合地山への入口であることからか,比較的人が来ている感じ.

    ※2214と中ノ尾根山の鞍部に"たぶん"白倉林道からの道が上がってきてる(リボンの目印あり)

    中ノ尾根山からの下りも道は無いので,倒木を越えながら適当な場所を下る.

    そして膝から腰までの笹の稜線を鶏冠山へ.

    鶏冠山はこれまでとは様相が変わり岩稜や急峻な地形が多い.

    南峰のトラバースで ザ・人工物「トラロープ」がフィックスされている.

    思わず「おぉ,人工物だ!!」と声が出る.

    14:20 鶏冠南峰でしばし休憩.ほぼ予定通りに笹ノ平まで行けそうだ.

    鶏冠南峰から北峰の間は結構険しい道のり.

    リボンや赤布あるのでそれを追いかければOK

    途中大きな倒木に道が塞がれ,踏み跡が判らなくなってしまったが,

    倒木の横を慎重に下りてみると踏み跡復活!!

    鶏冠北峰への登りで再び笹が現れるとホッとする.

    15:10 鶏冠北峰に到着.ここから笹ノ平へは全く道は無い.

    リボンの付いた踏み跡が西へ伸びているが,それは犬切尾根への道.

    枯れたシダを掻き分け北へ真っ直ぐ下り笹ノ平への稜線に乗る.

    と,ここで遠くから人の声が…

    笹ノ平にテントが2張り.入山して初めて人に会ったリラックマVer.2

    この辺りに詳しい方で,この先の平場と水場を教えてもらい先へ進む.

    2日目は2106の池口岳よりの樹林帯で幕営.

    さてさて,今日も水汲みに.

    幕営地から東へ急斜面を下ること10分程で大きな沢に到着.

    たっぷり水を汲み,これで明日も大丈夫手

    笹ノ平で出会った方に教えてもらった水場は,この沢の上流へトラバースで入る場所.

    2150m付近に目印の赤テープがある(水場への踏み跡は無い)

    3日目は池口岳に登って下りるだけ.

    ここまでくれば道はあるだろうと思っていたが,意外にも踏み跡は薄い.

    1時間程で池口岳南峰と北峰の鞍部に到着.

    遠山山の会の方が9月に立てたピカピカに「笹ノ平下降点」の看板が立っている.

    池口南峰にも新しい看板.

    ここからは踏み跡も明瞭になり漸く俗世間に復帰クッキーモンスター

    池口北峰が今回の山旅の最後のピーク

    最終日もお天気に恵まれ仙丈ヶ岳や白山まで見えた.

    8時前,最後のピーク池口北峰到着!!

    あとは下るだけ,,,なのだが,,,この尾根が長い…

    今日も紅葉がきれい紅葉 見えているのは熊伏山辺りだろうか??

    12:40 フィナーレ 池口山登山口に到着にじ

    この日は昨日笹ノ平で会った方々以外には4人に出会っただけ.

    静かな静かな深南部kyu

    携帯の電波が入るところまで林道を歩き,タクシーで平岡駅へ(約6000円).

    平岡駅の温泉で汗を流し,飯田線で水窪駅へ.

    そこから再びタクシーで戸中川林道ゲートまで1時間(約7000円).

    帰途に着いたのは日もとっぷり暮れた17時過ぎになりました月

    長い長い3日間.静かな静かな山を満喫した3日間でした.



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