2020年8月8〜11日 五色ヶ原〜薬師岳

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    高天ヶ原〜黒部五郎岳の予定だったが、天気が悪いので、代替案で室堂から薬師岳へ。
    立山駅前で腹ごしらえをしてのんびり室堂へ。アルペンルートは霧の中、

    バスを降りる頃には雨も降りだす。雨雲が通り過ぎるのを待って歩き出すと、

    少しずつガスが晴れ、視界が広がっていく。

    今回も微妙な天気と、遅い出発で人気は少なく静かな道々。

    テントを設営、Sさんは温泉を堪能、この日の食坦はリーダーKさん。

    余計なことはせず、シンプルで間違いないという鉄板、サッポロ一番みそラーメンご馳走様でした。

    夜中雨がテントをたたき、暴風でテントが顔を撫でる。

     

    今日もどこかで降られそう。カッパを着込んで出発、室堂に寄り身支度を整え、
    雨雲が通り過ぎるのを待って再出発。今日もガスで遠景は無いが、

    ぼんやりと見えるお花畑に心弾む。佐々成政のさらさら越えのザラ峠まで来ると、

    大粒の雨とザックカバーを引きはがすほどの風が、

    五色ヶ原まで持ってくれるかなという淡い期待を打ち砕く。

    濡れそぼち、無心で進む。しばらくすると小雨になり、お花を眺める余裕が出てきたころ、

    ぐるりと山に囲まれた、池塘が点在するテン場に到着。自然と歓声がもれる。

    テン場は一面お花畑、黒部峡谷を挟んで目の前には針ノ木、蓮華、船窪、烏帽子。

    まさに雲上の楽園。テントから絶景を眺めながらビールを飲む至福の時。

     

    この日は長丁場。暗い中歩き出す。日は出たものの、雲で遮られた青みがかった光に、

    湿原の池塘が青く輝く。深い緑の山肌から、ざれた荒々しい山肌、どこまでも続く稜線。

    振り返ると剱、立山、視界いっぱいに広がる弥陀ヶ原が圧巻。

    圧巻、弥陀ヶ原

    赤い屋根のスゴ乗越小屋


    小屋は見えてから遠いのはお約束だが、スゴ乗越小屋は見えては隠れ、

    見えては隠れと幻かと思うほど遠かった。現実の小屋はトイレも綺麗で飲み物も豊富、

    一息ついて、薬師岳まで700mほどの登りに備える。
    薬師岳だと思っても薬師岳では無い。と記録を読んだり聞いたりし、

    心積もりをしていたのに、薬師岳見えた!と思ったピークはやはり薬師岳では無かった。

    恥ずかしがり屋の薬師岳。

     

    北薬師の左にちょっとだけ見えてる薬師岳

     

    鮮やかな緑の斜面、谷筋は削られ地肌が露わ、山頂に近づくにつれガレた北薬師岳を超えると、

    薬師岳の吸い込まれそうな巨大なカールが現れる。荒々しく、

    南側から眺めやる雄大さとは別の顔を見せる。

    薬師岳の巨大なカール

     

    山頂からは歩く予定だった高天ヶ原、雲ノ平に赤牛、水晶とどこを見ても絶景。

    ゆっくりしたいがテントを張る場所が残っているか、売店でビールが売っているか、
    気になってそそくさと下る。斜めになった場所ではあるが、なんとかテントも収まり、

    ビールも買えて外でまったり、いっぱい歩いた自分達を労いビールで喉を潤す。

    何も言うことはない。ただただ幸せ。

     

    最終日、まだ薄明るい空の下、太郎平までの牧歌的なルートが心地よい。

    最後の名峰、黒部五郎岳を目に折立へ下る。

     

    行く前から天気に翻弄されたが、それほど降られず、心躍る長いルート、素晴らしいテン場、
    一面のお花畑、文句なしの夏山でした。



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