2019年4月18〜19日 大菩薩嶺と茅ヶ岳

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    関東方面の方からすれば、なんてことない領域であるのでしょうが、自身の嗜好にあった山関連書籍では頻繁に登場することもあり、以前より気がかりであった大菩薩嶺にやっとこさ踏み入ることができました。

     

    甲府駅前4:00着

    信玄公にお目見えするのは、毎度、早朝だったり。
    いつも通り駅前の吉野家にて早い朝食して、今回は高尾行始発で塩山駅へ

     

    塩山駅からバスで大菩薩峠登山口へ

    平日だからか?乗車したのは私だけ。

    上日川峠へのバスならば、もう少し楽にアクセスできるのだけど、もともと4月は平日の運行はなしで、便があるはずの土日も4月の降雪のため、甲斐大和駅から上日川峠へはまだ全線開通とはなっていなかったよう。

     

    大菩薩峠登山口から車道を往き

     

    やはり峠道を歩きたくて、

    丸川峠経由はこちらから

     

    尾根道がずっと続きまして、

     

    丸川荘の建つ丸川峠に

    遠目ではあるけど、富士のお山はも見えてます。

     

    小屋の方から、昨日、こちらに下りて来た人が、
    この先は凍ってるからアイゼンが必要
    って言っていたよ、との助言をいただく。
    大丈夫、持参しております。

    小屋より直ぐはかなり泥濘んでて、途中でゲーターを装着。

     

    確かにあちこち凍っててけっこう危ない。

    途中でチェーンスパイクを装着して、丸川尾根側は1800mあたりから残雪の道行きだった。

     

    大菩薩嶺山頂
    聞いていたとおり、眺望はなし

     

    この眺めが見たかったんやけどね…
    春霞の時期でもあり、天気は悪くはないが、雲がかかってきたりで、富士の眺めもイマイチ

     

    稜線をずっと往きまして

    あれが大菩薩峠かあ

     

    中里介山ゆかりの介山荘がありますね…
    中里介山の「大菩薩峠」は、以前にちくま文庫の1冊目を読み始めてみたのたが、なんともけったいな話やし、既に絶版なんで古書店をあたって20冊はよう揃えんなあ、と早々に断念したのだった。
    で、今回、あれこれ検索してたら、青空文庫に載っているのに気づいた次第。
    先般、数年ぶりに新たにペンシルも一緒に購入したiPad、しかして家ではMac、外ではiPhoneだと、やはり使い道がなかったりで持て余し気味なのを、読書機としてKindle版「大菩薩峠」を読んでみようかと思い至る。
    まあ、iPhoneでもいいけど、少し画面が大きいからね。

     

    大菩薩峠からは、上日川峠を経てもとの大菩薩峠登山口へ下山。

     

    ロッジ長兵衛がある上日川峠からの車道歩きの道すがら、あのあたりの尾根を登ってたのかななどと眺めやってました。

     

    で塩山駅に戻り、韮崎駅に移動。

     

    この日は、あれこれ調べてて見つけた茅ヶ岳にほど近いゲストハウスに宿泊。

    宿では、飲みながらご主人に土地の興味深いお話をいろいろ伺えて面白かった。

    山旅ってほどの行程ではないけれど、こういうのは楽しいねぇ。

     

    翌日、宿から茅ヶ岳登山口へは、登り基調ながらも徒歩で1時間はかからなかった。

    茅ヶ岳の登山口と言えば、

    深田記念公園

    今年は、4月21日に深田祭が開催されたそう。

     

    「百の頂に百の喜びあり」とお馴染みの惹句が掲示されてます。

    深田には「日本百名山」という大罪?がありますが 笑(^_^;)...なんてね、

    とはいえ、好んであれこれ読んでます。普通に愛読者ではあるかな。

     

    ただ、深田百名山に関しては、今西錦司による「名山考」に記された内容が個人的には共感できしっくりきます。

    末尾をちょいと引用してみると

     

    深田は文人風な茶目っ気から、百名山を選んだといった。しかしいったん選ばれてそれが世間にひろがると、こんどはこの百名山に登ることを目的とした人たちが続出する。いわゆる深田宗で、あと何山で満願だなどといっている。そうした連中が年々歳々おおぜい山を訪れたとしたら、どういうことになるだろう。山頂の草も花も生ま身だから、たちまち彼らの登山靴に踏みにじられて、その姿を消してしまうにちがいない。すると、深田は彼の百名山を犠牲にすることによって、他のもろもろの山を救うことになるのかもしれない。百名山の選にもれたもろもろの山も、安心できない。山の雑誌や案内書が、追い討ちをかけているから、このようなご時勢を考えると、迂闊に口を滑らせて私の好きな山を発表できるであろうか。口を割らないというのが、私と山との約束である。

     

    講談社学術文庫 今西錦司「自然学の提唱」より引用

     

    これが、今西による1982年 深田久弥の朝日文庫版「日本百名山」の解説らしいから、なんとも痛快ではあります。

     

    横道にそれましたが...

     

    とても登りやすい登山道ではあるものの、

    一昨日来の寝不足のまま10時間近く歩いたからか...ずっと足が重くって...しんどい

     

    幾度も途中で、もう下りようかとしたものの...なんとか気を持ち直し、

     

     

    深田久弥終焉の地

    なのだと...なるほど、こんなんあるんや。

     

    重い足を引きずりつつ

    ニセ八茅ヶ岳山頂に。向こうにチョイ見えているのは金ヶ岳。

    南アや八ヶ岳が見やれるものの、この日も春霞はそのままで眺望はイマイチ

     

    尾根をそのまま進んで金ヶ岳へ

     

    金ヶ岳から下山の尾根道より眺めやった茅ヶ岳

     

    明野ふるさと太陽館の温泉を目指して延々と歩きお終い。もうヘトヘト。

    温泉に入って、バスで韮崎駅へ。

    こちらを経由するバスは、金峯・瑞牆へアプローチするみずがき田園バスだった。

    乗車すると、バスの運転手さんが、なんでこんなとこから?と問われてしまった。

    この運転手さんも山をやってはるみたいで、行程をお話すると、理解いただけたみたい。

    韮崎駅までの道すがら、土地の山事情をあれこれ伺えて面白かった。

    韮崎駅から、まだまだ稜線に雪を湛えた甲斐駒や八ヶ岳を眺めつつ、帰阪の途についたのでした。

    一泊二日の行程ながら、なんやかや面白い山行でありました。

     

    この時期、新緑を想定していたものの、どちらもまだまだ春先の山。これは調査不足やったか。
    とはいえ、大菩薩嶺界隈はやはり面白そうなので、今後もあれこれ研究しまして、足を向けたいと考えまする。



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