20190201-02甲斐駒ケ岳 黒戸尾根 ラッセル祭り編

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    プロローグ

    日本3大急登の一つの黒戸尾根。私は、南アルプスは初めて。ほとんど北アルプスしか行ったことのない私は、アルプスといえば岩。樹林帯の多い南はあまり興味がなかった。今回は、小屋泊にしたのでどちらかというとそれが楽しみで山に向かったのだが・・・

    2月1日 駒ヶ岳サービスエリアで仮眠を取った後、朝ご飯を食べて6:00前に出発。班長がいつもより早く出発できたね。なんでだろう。と言い出す。よくよく考えてみると、いつも5:00に目覚ましをかけておきながら10分ぐらいうだうだして起きない。しかし今回は、寒すぎて飛び起きた。暖冬だと言われて来たがついに本格的に寒くなったんだなと思った。

    1時間ほど車を走らせ、竹宇駒ヶ岳神社近くの駐車場に車を止めた。そこでパッキングをし直してザックを背負う。小屋泊で登攀具も少しだけなのでとっても軽かった。よく言うエンジョイ登山だと思いウキウキした。昨晩でだいぶ積もったみたいなので少しはラッセルになるかもしれないがとにかく小屋まで頑張ろう。8:00頃、神社の横の橋を渡り黒戸尾根に取り付いた。樹林帯の中の夏道を歩く。風が全く吹いていないのですぐに暑くなった。だんだんと雪が深くなりだし、ふかふかの雪の下の石に足を取られたりして歩きにくくなってきた。ワカンかアイゼンか。稜の末端付近を迂回するように登山道があり登り始めて1時間ほどしたところから本格的な登りになる。笹が出てきた。10:20笹平に着いた。まだまだ先は長いね。ただの登りならいいのだが、雪の下の障害物に足を引っかけたり、吹き溜まりにはまったりは、体力を奪われる。ひたすら耐えて登らなけらばならない。しばらくすると、目の前に人が二人休憩していた。下山しているようだった。どこかで見たような・・・。下は雪深いですか?と聞かれた。まあまあラッセルです。疲れた!と答えた。ここから上は私らのトレースがあるので歩きやすくはなっていると思います。わかりました。ありがとうございます。では!そんなやり取りをして別れてから気づいた。花谷さんだ。それからすぐ刃渡りに差し掛かった。12:30頃になっていた。計画では14:30には小屋に着く予定だが、予定通り行けるかわからなくなった。風が強くなりせっかくのトレースも消えてしまう。降ったばかりの雪なので安定してないからだ。膝までのラッセルはきつい。14:30五合目。左足の付け根が痛くなり足が上げにくくなる。スピードは全く出ない。それより上は、はしご、鎖の連続。ワカンを履いていて登りにくかったがそのまま気合で登った。結局小屋に着いたのは16:00。小屋番の人が出てきた。お疲れ様です!よく登ってこられましたね。途中で引き返してしまうのではと思っていました。花谷さんから連絡がありました。そこから小屋までは早かったですね。そして、小屋の説明を受けて小屋に入った。ストーブは火を入れたばかりのようでまだ温かくはなかった。貸し切りなので荷物をぶちまけた。濡れたものを干したり、お茶の準備をしていると小屋番の人が部屋に入ってきて、明日は、山頂を目指されるのですよね。実は今日、花谷さんが8合目手前で敗退してきました。花谷さんは相当強いですけど。この雪の状態だと明日も厳しいと思います。それを聞いて私は、下山のみと思ったが、班長は、行ける所まで行って引き返します。と答えた。小屋番の人は、分かりました。あと何かありましたら隣の部屋にいますのでノックしてくださいと言って部屋をでた。それにしても、疲れたな。最近歩いてないし運動不足であることは否めない。ちょっと反省した。

    晩御飯にはステーキを焼いた。とてもおいしかった。これで元気になれたらいいなあ。お酒もそこそこに早めに布団に入った。

    5:00に目が覚めると。おなかが痛かった。まずいなと思った。朝食の準備の間、食事中にもトイレに行くことになった。どんどん焦りだした。下山するのに7時間くらいかかるかもしれないのに、頂上に向かっている場合ではないと思った。班長に、ごめん。下山しか出来そうもない。上のほうにちょっとだけでも偵察に行きたいのであれば、ここで待ってるからと告げた。班長は残念そうにしながらも、この状況では下山を優先するほうが良いと思ったらしく、すぐに下山を決めてくれた。7:00に小屋を出ることにしたので、それまで1時間ほどあり30分横になることにした。そして、寝て起きたらだいぶすっきりしたので、荷物をまとめ小屋番の人にお礼をいって小屋を出た。天気はとてもいい。元気だったらわざわざラッセルをしに頂上をめざしたのにな。でもまぁ、久々の小屋泊を堪能できたのでよかった。アイゼンを履き出発した。出発してすぐ鎖場が出てくる。昨日は息も絶え絶え登ったはしごは、下山では早かった。しかし、常に風が吹いているせいか吹き溜まりはトレースが消え、結構しんどいラッセルとなった。9:30刃渡り。刃渡りからは、ワカンに履き替えた。この日は7.8人とすれ違った。皆、山頂まで行ったのか聞いてきた。行ってないと言うと残念そうな顔をした。明日の午前中に頂上アタックするというパーティーがいた。昨日はラッセル大変だったでしょう。お疲れ様です。と声をかけてくれた。私らはお礼を言って、明日は頑張ってくださいとエールを送った。それからも、雪深い中歩いた。そして、元気なうちに登山口まで降りた。

    私にとって初めての南アルプスは敗退となった。リベンジしないといけなくなった。

    ◆行動記録

    21日 550 駒ヶ岳SA750竹宇神社駐車場→1020笹ノ平分岐→1600七丈小屋(小屋泊)

    22日 700七丈小屋→930刃渡り→1240竹宇神社駐車場

     



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